アラヤ株式会社
製品マニュアルをはじめ各種制作物などを多言語展開する上で、様々な技術提供を行っているアラヤ株式会社(以下、アラヤ)が業務の効率化および独自のソリューション力の向上を目的としてProRepを導入しました。これにより作業効率化、コスト削減を実現、御客様へのソリューション力も向上させることが出来ました。その製品導入の背景と効果について、お話しを伺いました。
導入の背景
今回ProRepが導入されたのは、多言語マニュアルを制作している部門。 その背景について、アラヤ ロシア/東欧諸国翻訳ディレクターの宇野氏は次のように語っています。
「電化製品メーカーの各国語マニュアル制作に必須なOSD画面中の文字列を英語から各国語にリソース展開する際に、今まではエクセルからのコピー&ペーストで作業を行っていました。作業で行う事で、不適切な訳を入れてしまったり、複数訳が存在する事を見落とすなどのミスが発生していました。さらにマニュアル1冊に含まれるイラスト70ファイルに対して、1言語に2時間~3時間を要していました。それを複数言語繰り返すので、かなりの時間が必要でした。単純作業に時間をかけたくないという思いと、何とか人的ミスがなくならないかということで、ProRepの導入検討を始めたわけです。」
導入製品
ProRep
Adobe®Illustrator®ファイル内テキスト置換プラグイン
システム概要と効果
「これ、すごいですね。」と、担当オペレーター。 ProRepを導入してから作業時間は、コピー&ペーストの部分がなくなりましたので少なくとも1/10にはなりました。短時間で処理出来る事がわかってからは、今までこの部分で外注していた作業を内製化しました。もちろんその部分のコスト削減も実現出来ました。問題視していた人的ミスの削減についても、エクセル上での対訳ピックアップ機能を使うことで正確性が向上しました。
【システムイメージ】
今後の展開
ProRepを導入した事で、営業の武器がひとつ増えたと考えています。 すでにProRepの仕組を持っていることを御客様に伝える事で、5案件ほど新たな受注につながっています。今後も、営業の武器として活用するとともに、アラヤの得意分野としてProRepフィールドを拡大出来ればと思います。
お客様プロフィール
翻訳についても「付加価値」を追求するアラヤは、翻訳支援ソフトを駆使した費用対効果の高い翻訳、大容量・短納期を可能にする翻訳支援サーバの活用、さらにデータファイルがマイナーなものであっても、構造を解析し翻訳ファイルを生成できるなど、独自の技術力を活かしたソリューションを提案されています。
会社名 | アラヤ株式会社 |
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設立 | 2004年4月2日 |
代表者 | 代表取締役 中嶌重富 |
業務内容 | 翻訳サービス・多言語取扱説明書作成など |
所在地 | 本社 〒141-0031東京都品川区西五反田5-1-3 ヘリオスビル9F TEL:03-6420-0801(代表) |
資本金 | 50,000,000円 |
URL | https://www.alaya.co.jp/ |